食塩は、日本の海水が元となった塩
食卓塩は、海外の塩水が元となった塩
●食塩は日本の海水、食卓塩は海外の海水から作られている
明治時代、日本に様々な西洋の文化が入ってきた
その中の一つが、テーブルの上に塩を置いて料理に味付けする文化
日本でも販売しようと塩を開発し始めるが、
テーブルに置くようなサラサラした塩はコストがかかってしまう
海外は日差しが強く空気が乾燥しているので
塩田に海水をまいて天日干しするだけで塩ができる
日本は日差しが弱いうえに湿度が高く、さらに良く雨も降るため、
塩田で天日干しするだけでは水分が抜けきらず、
サラサラした塩ができない
そこで塩田で採れた塩と海水を混ぜ合わせて
釜で煮詰めて水分を飛ばすことでサラサラした塩を作っていた
しかしこの方法だと非常に手間とコストがかかるため、
海外から安い塩を輸入して
料理に振りかけるサラサラした塩をつくることにした
食卓で使う塩ということで食卓塩と名付けられた
(162)