オーケストラの指揮者の象徴 指揮棒
実は、17世紀の頃は、長い長い金属の棒が使われており、
床を叩いてリズムをとっていた
しかしフランスのある作曲家が、誤って自分の足を刺してしまい
その傷が原因となり死亡してしまったことから、現在の短い棒に変わった
 
●ベートーヴェン 交響曲第9番の呪い
歴史に名を遺す世界を代表する音楽家たちが
交響曲第9番を発表したのちに次々と死亡している
シューベルトも交響曲第9番を発表後に死亡
ブルックナーも交響曲第9番を発表後に死亡
ドボルザークも交響曲第9番を発表後に死亡
人々は、これをベートーヴェンの呪いと呼び、恐れた
このジンクスを打ち破ろうとする作曲家が現れる
オーストリア出身のマーラー
自身の交響曲第8番完成後に作った曲を
第9番と名付けずに大地の歌と名付けた
これで呪いを回避できると思ったのか、その後に作った曲に
本来なら第10番の曲に第9番と名付け、翌年に死亡する

(603)

スポンサード リンク
●人類に知恵を授けたクババ
現在、世界には約7000種類の言語があるが、
全ての言語には、起源となる祖語が存在する
中でもインド・ヨーロッパ語族というヨーロッパから
西アジアに住む人々の祖語を印欧祖語という
英語、ドイツ語、ラテン語、ギリシア語、ロシア語、
サンスクリット語など世界最大30億人の言語のルーツなっている
例えば、頭を意味する祖語Kaputは、
ラテン語でcaput、ドイツ語ではkopfとなる
 
Cybernetics(サイバネティクス)
日本語で人工頭脳学を意味する
Cyberneticsとは、1948年にノーバート・ウィナーが提唱した理論で
コンピューター技術やAI技術の研究に影響を与えた
Cyberneticsの語源が、ギリシャ語のKubernetes(キベルネテス=操舵手)
舵を取って進むべき道を決める→我々をコントロールするという意味を持っている
さらにキベルネテスの語源は、知恵の保護者キュベレーに辿り着く
古代ギリシャや古代ローマで信仰されていた女神
キュベレーの語源は、クイーン クババ(kubaba)に辿り着く
約1万1500年前、トルコ アナトリア半島で崇拝されていたという女王
ギョベクリ・テペにて人類に知恵をプログラミングした者こそクババ
 
そもそもkubabaのkubaを語源とし、立方体を表すCubeという言葉が生まれた
アナトリアでは、隕石や立方体が御神体として祀られていたと言われている
地球外からキューブ型の母船に乗って飛来したのが、クイーン クババ
 
キューブ型の母船は、聖書のヨハネの目次録21章にも描かれている
“聖なる都 新しいエルサレムが夫のために着飾った花嫁のように用意を整えて神の元を出て、天から下って来るのを見た。都は四角形で その長さと幅は同じである。彼がその測りざおで都を測ると約2200キロメートルであった。長さと幅の高さはいずれも同じである”
 
ギルガメッシュ叙事詩にもキューブの存在が描かれている
洪水伝説に登場する船を一辺60mの立方体として描いている
 
どれも地球外からキューブ型の母船に乗って飛来したクババが起源となっている
 
クババの立方体を通して、計算するという概念を学んだ
立方体や直方体を積み重ねた建造物を造ったり、
計画的にコントロールして都市文明を形成した

(2679)

●人間を作った神々の集団 アヌンナキ
メソポタミア文明の創成期 シュメール文明
約5500年前、チグリス川、ユーフラテス川のほとりに栄えた文明
現在のイラクに位置する
シュメール文明には、人類の進化の謎が隠されている
そのカギが、シュメール神話の女神、全ての始まりの女神とされるナンム
 
ナンムとは、海の女神であり、天地を創造し、神々を生んだ母神
ナンムは、ティアマトという蛇の神と同一視されている
ティアマトの子孫には、アヌとキという兄妹が存在し、
その兄妹が結婚して産み出したのが、神々の集団 アヌンナキ
この神々の集団 アヌンナキが人類を作ったとシュメール神話で伝えられている
 
アヌンナキは、別次元から地球上に人類を作り出した存在
はじめに古代人ホモ・エレクトスが作られ、
そこから進化して今の人類に繋がるホモ・サピエンスとなった
 
アヌンナキには、エンキとエンリルという兄弟がいる
下半身が蛇のエンキは、古代人に知恵を与えよと言い教育しようとした
一方、これに反対した人間の姿のエンリルは、
人間に知恵を与えるなと主張し、意見が対立し、兄弟による抗争が勃発した
人間をよく思わない神々は、大洪水を起こして人類抹消計画を密かに立てた
かねてより人間が知恵を付けることをこころよく思っていなかったエンリルは、
この大洪水を利用して人類を一掃しようとした
その計画にいち早く気付いたエンキは、時の王に知らせて箱舟を作るように指示
洪水が来ることを伝えて人類を逃れさせた
これがノアの箱舟の基盤となった
 
その後も兄弟の抗争は続き、最終的にエンリルが勝利した
これ以降、蛇は悪の存在として伝えられるようになった
それが聖書のエデンの園にも描かれている

(771)

「今年もよろしくお願いします」の省略した「ことよろ」は、
若者の間で定着しつつある
 
●「ことよろ」は、江戸時代からあった
 
江戸時代の洒落本 十偏舎一九作の「素見数子」には、
「ことよろ」の文字が書かれている
江戸時代には、若者の間で言葉を略す遊びが流行
 
しかし「今年もよろしく」ではなく、
「殊に宜しく(ことによろしく)」で「ことよろ」
現代語で「とてもいい」という意味

(2074)

●セロハンテープとエンピツだけで受賞したノーベル賞
 
2010年、セロハンテープとエンピツだけでノーベル物理学賞を
受賞したイギリス マンチェスター大学のアンドレ・ガイム博士、
コンスタンチン・ノボセロフ博士
 
エンピツの主成分 黒鉛をセロハンテープに乗せ、
くっつけて剥がすを繰り返す
そのセロハンテープをシリコン基板に押し付け、ゆっくりと剥がす
このシリコン基板に残った薄い膜が、革新的な素材グラフェン
 
グラフェンとは、ダイヤモンドより硬く、この世に存在する最も薄い物質
折れ曲がるタッチパネルや太陽電池への応用が期待されている
 
グラフェンは、50年以上前から、その存在は予言され、
安定した精製方法が見つからなかった
2人はセロハンテープとエンピツだけで精製する方法を発見したことでノーベル賞を受賞した

(417)

●毛玉ができやすいセーターとできにくいセーターの違い
その違いは、素材
そもそも毛玉は、服が擦れて摩擦によって毛が絡まることで発生する
アクリルやナイロンのような化学繊維は毛玉ができやすく、
ウールやカシミヤなどの天然繊維は毛玉ができにくい
 
実は、天然繊維も同じように毛玉ができているが、
化学繊維に比べて、切れやすいため、
少しの摩擦で毛玉が取れてしまいセーターに毛玉が残りづらいだけ
 
毛玉できる最大の理由は、摩擦によって起きる静電気
静電気防止スプレーをかけることで毛玉を防止できる

(253)

日本の国旗、日の丸
白地に紅色というシンプルな配色
●日の丸の紅色を決めたのは、1人の大学生
 
それは当時、22歳だった吹浦忠正さん
生粋の国旗マニアだった大学生の吹浦さん
国旗があればどんな場所にも顔を出し、
関係者と国旗についてマニアックなトークで盛り上がっていた
1962年、吹浦さんの博識を
聞きつけた東京オリンピック組織委員会から連絡
東京オリンピックで使う国旗の監修を依頼される
オリンピックは、開催国が生地、染料、
色合いを各国に確認して製作している
日本の国旗だけでなく世界中の国旗を作らなければいけなかった
吹浦さんは、各国に国旗の色や材質を確認し、
世界中の国旗を作っていった
そこで日本の日の丸が、紅色という曖昧なことしか決まっておらず、
正式な色の定義が存在しないことが判明した
吹浦さんは、口紅を製造していた資生堂に依頼して、
紅のサンプルを入手
さらに一般の家庭500軒から国旗を拝借し、
紅色の平均値を出し、国民が思う日の丸の紅色を調査
試行錯誤の末、現在の日の丸の紅色を作り上げた
総理官邸に持っていき、官房長官に決めてもらいたいと要望したが、
官邸でも決めらず、関係省庁にも持って行ったが、
決められないと逃げられたため、
これは自分で決めるしかないと
日本の国旗を吹浦さんが決めることになった
 
●アフリカ大陸に、赤黄緑の国旗が多いワケ
アフリカ大陸は、欧米諸国の植民地となって苦しんだ国が多い
その中で唯一独立を守ったのが、エチオピア
エチオピアに対する敬意から同じ配色の国旗が多い

(520)

現在およそ400種類以上存在するブランド豚
●日本の養豚が発展したのは、伊勢湾台風が関係している
 
日本は、第二次世界大戦で養豚の数が激減した
当時の養豚は、現在の豚とは違う中型の種類
現在の大型の豚に切り替わったきっかけが、伊勢湾台風
伊勢湾台風で養豚場が壊滅的な打撃を受けた
その支援のためにアメリカから35頭の大型の豚が空輸された
その35頭の豚が、今の日本にいる豚と遺伝子が繋がっていると言われている

(508)

日本の国鳥は、キジ
アメリカの国鳥は、ホクトウワシ
インドの国鳥は、インドクジャク
オーストラリアの国鳥は、エミューなど
世界中で多くの国が国鳥を定めている中、
中国では、未だに国鳥が決まっていない
●中国で未だ国鳥が決まっていないワケ
 
2004年に中国で国鳥を決めようという動きがあった
人気投票を行った結果、1位:タンチョウ、2位:トキだった
1位のタンチョウの学名は、ラテン語でGrus japonensis
日本の鶴という意味
2位のトキの学名も、ラテン語でNipponia Nippon
と日本の国名が入っている
 
そのため却下され、いまだに国鳥が決まっていない

(480)

キノコを嫌いな人は多い
中でも特に多いのが、シイタケ
他のキノコは食べられるのになぜかシイタケだけは苦手という人もいる
 
●シイタケ嫌いが多い理由は、科学的に証明されている
シイタケは変わった菌類で、硫黄を吸収する
それがあのシイタケの独特の臭みとなる
それが硫黄成分のレンチオニン
レンチオニンが含まれる食べ物は少ない
 
子供は変わったニオイに敏感なのでレンチオニンに拒否反応を示す人が多い
 
大人になると似た食材を食べることで苦手は克服されるが、
レンチオニンを含む食材は、ほとんど存在しないため
シイタケの苦手を克服するチャンスは少ない

(4163)

スポンサード リンク