同じことの繰り返しで、らちがあかない様子を表現した「いたちごっこ」

●いたちごっこの語源は、江戸時代に流行った遊び

いたちごっこ!ねずみごっこ!いたちごっこ!ねずみごっこ!…

と唱えて、交互に相手の甲をつねづだけの子供の遊び

両者がずっと同じことを繰り返している、その様子から、

らちがあかないことをいたちごっこと呼ぶようになった

 

●文字を書く練習に使ったことが名前の由来になった もんじゃ焼き

もんじゃ焼きは、鉄板の上で自由に形を変えられる

幕末くらいに小麦粉を溶かしたものを鉄板に垂らし、

文字などを書いて作ったお菓子があった

それは文字焼きと呼ばれ、いつしかもんじゃ焼きになった

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●指を鳴らすときになる音は、空気

関節を動きやすくするために中に液体が入っている

その液体の中の気泡が弾けることで音が鳴る

 

●指を鳴らしても指は太くならない

片手だけ60年間鳴らし続けた研究者がいたが、

指の太さは変わらなかったと発表している

ノーベル賞のパロディー版と言われるイグ・ノーベル賞を受賞した

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●あくびをすると涙が出てしまうワケ

鼻の下あたりに涙を貯めておく涙のうという袋がある

あくびをするとギュッと涙のうが押し出され涙が出てしまう

あくびと同じように大きな口を開けても筋肉の構造上、涙は出ないが、

あくびは無意識に動く筋肉によって涙のうが縮まり涙が押し出される

 

●うれし涙とくやし涙では、塩分量が違う

うれし涙よりも、くやし涙の方が、

ナトリウム(塩分)が0.2ポイント高いのでしょっぱい

 

●あくびを止める方法

上唇をちょっと舐めるとあくびは止ままりやすい

あくびに使う筋肉を先に使うため、あくびを止められる

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学ランの学は、学生を意味するが、

●学ランのランは、オランダのラン

元々学ランは西洋の軍服をベースにしている

 

明治19年、東京大学の前身 帝国大学で初めて学ランが導入された

イギリスの軍服をベースにしているのだが、

西洋から入っていた服を蘭服と呼んでいた

西洋と言えば、鎖国時代に国交のあったオランダのイメージが残っていた

学生が着る蘭服が、いつしか略されて学ランとなった

 

●好きな人から第二ボタンをもらうようになったワケ

戦争に行く学生が自分の形見に心臓に近い第二ボタンを渡したのが由来と言われている

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1920年代に活躍した俳優 ルドルフ・ヴァレンティノ

25歳の時、サンフランシスコの宝石店で指輪を購入した

気に入ったルドルフは、指輪を付けたまま映画に主演した

莫大な予算をかけたが、興行は失敗に終わった

それ以来、ルイドルフに主演の話が舞い込むことはなかった

 

4年後、久しぶりに主演の話が来た

ルドルフは非常に気合が入っており、公開イベントに指輪をつけて参加した

その夜、ルドルフはホテルで急死した

ルドルフが購入する前から指輪にはいわくがあり、付けた人を死に招いていく呪いがある言われていた

その呪いを信じなかったルドルフは、31歳の若さで死んだ

 

次に指輪を譲り受けたのが、ルドルフの恋人だった女優のポーラ・ネグリ

譲り受けると原因不明の重病にかかり、一命はとりとめたが、女優を廃業した

その後私生活でも株が暴落して大きな借金を抱えた

 

次に指輪を譲り受けたのが、ポーラ・ネグリの恋人ラス・コロンボ

指輪を付けた途端、友人の銃が暴発、不慮の事故で死んでしまった

 

次に指輪を受け取ったのが、ラス・コロンボの友人ジョー・カシーノ

彼は指輪のいわくを信じ、指輪を付けず、ガラスケースに入れて保管した

ルドルフの記念館ができると聞いたジョーは、指輪を寄贈しようとガラスケースから指輪を出した

すると1週間後にトラックに轢かれて死んでしまう

 

次に指輪を譲り受けたのが、ジョーの弟デル・カシーノ

もちろんいわくを信じ、自宅の人目につかない金庫に入れた

ある夜、自宅に泥棒が押し入り、金庫を持ち出そうとした

泥棒は、鉢合わせしたデルに発砲

弾丸は跳ね返って泥棒にあたり死んだ

デルは、指輪を自宅にも置いておきたくないと二束三文で売った

 

その何年後かにルドルフの伝記映画を作られることになり、

ルドルフにまつわるあらゆる衣装や道具が集められた

集められた中に、指輪もあった

主演するフィギュアスケート選手だったジャック・ダンは、指輪を付けた

撮影中、21歳の若さで野兎病にかかり死んでしまう

指輪の呪いは確定となり、誰が持つのも危険だとロサンゼルスの銀行の貸金庫に預けられた

すると銀行が全焼し、指輪の行方も不明となった

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しらたきの原料は、こんにゃく芋の皮をむいて粉末状にしたこんにゃく粉

それを水を混ぜ合わせ、細い穴に通して茹で上げたのが、しらたき

細い穴を通す様子が白い滝のように見えることから、しらたきと名がついた

 

●しらたきと糸こんにゃくの違い

 

しらたきは江戸時代に関東で作られていたが、

糸こんにゃくは江戸時代に関西で誕生した

こんにゃく芋を皮ごとつぶして作った板こんにゃくを

細く切っていたのが、糸こんにゃくの始まり

 

ちなみに現在では糸こんにゃくもこんにゃく粉からしらたきと同じ製法で作られている

糸こんにゃくの色を再現するために、

こんにゃくの皮の代わりに海藻の粉末を混ぜている

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●新ショウガを収穫後 土に埋め直すと根ショウガになる

2mほど掘り、土とショウガをサンドイッチしながら埋める

 

新ショウガを土の中で寝かせることで

水分が抜けて辛みがより一層強くなる

土の中は温度と湿度を一定に

保つことができるので長期保存にちょうどいい

温度が18℃以上で発芽してしまい、10℃以下で腐ってしまう

さらに乾燥にも弱く湿度90%以上で保管しなければならない

 

しかしもう一度土に埋めるのは手間なので、貯蔵庫を使う農家も多い

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●トレンチコートの背面にD型のリングがついているワケ

それは手りゅう弾をぶら下げるために付けられたもの

トレンチコートのトレンチとは、塹壕という意味

塹壕とは、戦争の銃撃戦を避けるための横穴

その際に着ていたのがトレンチコート

第一次世界大戦に誕生したトレンチコートには、

戦闘のために必要な機能が備わっている

D型のリングには、手りゅう弾のほかに水筒や銃弾ケースなどすぐに使うものをぶら下げた

 

右胸に取り付けられたガンパッチは、

銃を胸に当てて撃つ際に衝撃を吸収する役割があった

肩には階級章をつけるための名残りが、デザインとして今も残っている

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●ニット帽にポンポンがついているワケ

ニット帽のポンポンは、頭を守るためのもの

17世頃のヨーロッパの船乗りが被っていた帽子が元になっている

当時の帽子は平たく、その上にポンポンがついていた

狭い船の上で頭をぶつけないようにポンポンがセンサーの役割を果たしていた

頭を守るポンポンつきニット帽は、船乗りの間で大流行

現在のフランス海軍の帽子にも受け継がれている

 

日本では、ポンポンつきニット帽は、

正チャン帽という名前で大流行した

大正時代の漫画「正チャンの冒険」の

主人公 正チャンがポンポン月の帽子を被っていたため

子供たちから正チャン帽と呼ばれ、一気に大流行した

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スキー場では音楽が流れているもの

BGMとして流している他にも理由がある

 

●スキー場で音楽を流すワケ

 

スキー場で音楽を流しているのは、遭難対策のため

 

スキー場は、吹雪くと真っ白の世界で視界不良になる

自分がどこにいるのか?

どこに向かって滑ればいいのか?分からなくなってしまう

コースを外れたり、遭難しそうになった時に

音楽が聞こえる方向に向かえば安全な場所に戻れる

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