昨日の前の日を表す一昨日は、

おととい、おとついとも読む

 

●一昨日の読みが「おととい」と「おとつい」に分かれたワケ

 

全国で近畿・中国地方の約87%が、おとついと読んでいる

元々は、おとついが使われていたが、

平安時代以降に、おとといに変化した

 

おとついの語源は、遠方の日

(422)

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罪を犯すときの表現 手を染める

悪いことをやめるときの表現 足を洗う

●悪事を始めるときは手を染めるなのに、やめるときは足を洗うワケ

手を染める 足を洗うは、言葉の成り立ちが全く違う

 

手を染めるは、元々 手を初める(そめる)と書いていた

悪事を始める意味に限定されておらず、物事を始めることだった

染まった手はなかなかキレイにならない

→一度手を染めるとなかなか抜け出せないということで

段々 悪事限定で使われるようになった

 

足を洗うは、お坊さんの行動に関係している

修行僧が裸足で外を歩いた後、

足を洗って建物に入ることを足洗いという

それは単純に足をキレイにするという意味だけではない

汚れた足を洗うことで俗世間の煩悩を洗い清めている

修行僧が足を洗って煩悩を断ち切ることから、

これまでの生活や関係を断ち切る意味になった

(634)

ウイルスや花粉から身を守るために欠かせないマスク
近年は、ファッション性の高い黒いマスクも発売されているが、
●マスクは、元々 黒が主流だった
 
日本のマスクの始まりは、明治初期
当時、白いマスクは医療用として
病院などでは使用されていたが、高価だった
 
そこで安く手に入ると庶民に流通したのが、
炭鉱作業員が使っていた黒の防塵マスク
防塵用なので汚れが目立たないように黒い色の布を使用していた

(508)

昔、宿が見つからず困っていた旅人を家に泊め、
貧しいながらも食事までふるまった男がいた
旅人の正体は、病の神様
もてなしに感謝し、男に約束する
「お前の家だけは助けてやろう」
その言葉通り、男の一家は、
どんな病にもかからず子々孫々繁栄
その男こそ、蘇民将来
以来“蘇民将来の子孫なり”と書いて戸口に貼っておけば、
疫病にかからないと信じられてきた
 
地方によっては、正月のしめ飾りに書かれていたり、
岩手県黒石寺で行われる蘇民祭では、
真冬に裸で水をかぶり、1年の無病息災を祈願したり、
実は、日本中に浸透している名前

(286)

●乾電池の残量を見分ける方法
 
乾電池の新しい、古いは、同時に落とすことで分かる
落として跳ねる乾電池は古く、跳ねない乾電池は新しい
 
アメリカのプリンストン大学の論文によると
乾電池は使用すると中に入っている亜鉛が、
細かい粒子と酸化亜鉛に分かれ、
バネのような物質に変化する
そのため古い乾電池は、跳ねるようになる

(417)

●水に濡れた本が、シワシワになってしまうワケ
筑波大学 江前敏晴 教授によると
濡れた紙をそのまま乾かすと
水分が蒸発する際に紙の繊維が縮んでしまい、シワが残る
 
● 水に濡れたシワシワの本を復活させる方法
1、濡れた本をフリーザーバッグに入れる
2、封を開けて立てかけた状態で1日冷凍する
3、取り出して重しを乗せて約5日間乾かす
濡れた本を乾く前に冷凍すると
紙の繊維が縮む前に乾燥した冷凍庫の中である程度蒸発してくれる
 
濡れた本を凍らせるのは、東日本大震災でも活躍した技術

(431)

体操金メダリスト内村航平を育てた母:内村周子は、
体操の先生として長崎で教室を運営している
●一流になる子供を見抜く方法
幼い頃の内村航平は、運動神経が飛び抜けてよかったわけではなく、
周りの子と比べてもできる子ではなかったが、集中力だけは飛び抜けていた
 
そんな子供の集中力の有無を内村は絵本を使って見抜く
「最初にお母さんと一緒にいたひよこさんは、何羽いたでしょうか?」
と読み終わった後に、絵の記憶について質問する
登場人物の来ていた服の色、泣いているキャラの涙のしずくの数など
絵の細かい部分までどれだけ記憶しているかで
集中しているかどうか、すぐに分かる
何かやるときに集中できる子は、何をさせてもできる子
 
子供が正解できなくても
毎晩この質問をすることで集中力の向上につながる

(418)

●空が青い理由
太陽の白色光は、白に見えるが、
虹の7色が混ざり合ってできている
虹色の中で青と紫は、波長が短く、
他の色と比べて大気中で塵などにぶつかって散乱する
その散乱をレイリー散乱という
その光が人間の目にたくさん入ることで、空が青く見える
 
●空を人工的に再現したLED照明「misola」
三菱電機が開発した「misora」は、
空を人工的に再現したLED照明
色の異なるLEDを調整することで時刻に合わせて
朝焼けや夕焼けを再現する機能がついている

(533)

●爪楊枝に溝が彫られているワケ
 
爪楊枝に溝が彫られているのは、こけしをマネしたから
昔は、爪楊枝を裁断する際、のこぎりで切っていたので
ささくれができて見た目が悪かった
 
そこで砥石で削って ささくれを取り除いたが、
摩擦によって焦げて黒くなってしまう
これでは汚れに見えるため売れない
 
黒い部分が、こけしの頭に見えることから
さらに溝を掘って、こけしに見えるように加工した
爪楊枝に溝があるのは、機能性ではなくデザイン

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インドの貧しい家に生まれたシュリニヴァーサ・ラマヌジャンは、まともな教育を受けられなかった
ある日、ラマヌジャンは、1冊の本に出合う
それは大学受験用の数学の公式集
何でもない単なる公式集の本にラマヌジャンは衝撃を受ける
これが数学に没頭する最初にきっかけだった
大学には奨学金を貰って何とか入れた
しかし数学に没頭しすぎて他の科目がおろそかになり
奨学金が打ち切りとなり、大学を辞めることに
そんな彼のノートには、誰も知らない公式がたくさん書かれていた
それを見た友人の勧めで、イギリスのケンブリッジ大学に手紙を書いた
そこには自分が見つけた定理、公式、数式をずらりと書き並べた
その手紙を見た教授は、驚愕し、初めてラマヌジャンの名が世に出る
周りからどうやって数式を作り出したのかと問われても、
まともな教育を受けていないラマヌジャンは、証明できない
ふと降りてくると答えるのみだった
 
32歳で病死するまで3000以上のもの数式を作り出し、
今でも30以上の数式が証明されていない
ラマヌジャンの数式は、クレジットカードのセキュリティシステムやブラックホールの研究に応用されている
 
マーク・ザッカーバーグいわく、ラマヌジャンはインターネットがなかった時代にたった1冊のノートで世界を変えた男だ、と絶賛している

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