東京の日暮里には、生地などを取り扱う店が約88店舗も集まっている
日本最大の繊維街
その種類の豊富さが世界から注目されている
店の店主、もしくはその先代は、富山県の出身が多い
 
●東京の日暮里が繊維街となったワケ
 
アトリエ・ヨネザワの店主:米澤啓介さんの祖父:茂作さんは、
富山県で繊維を扱う商社に勤めていた
そんな茂作さんが日暮里の生地問屋で目を付けたのが、
生地を裁断した際に出るハギレ
切れ端だが、これは売り物になると
ただ同然のハギレを大量に買い集め、日暮里で売り始めた
洋服が高かった当時は、生地を買って自分で作る方が安かった
安いハギレを買いに地方から客が殺到し、店は大繁盛
しかし次第に手が回らなくなり、
富山県から親戚や知り合いを何百人と呼んで店を増やした
 
こうして日暮里は繊維街となった

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●銀座に高級クラブが集まる理由
 
明治44年、西洋文化がいち早く入ってきていた銀座に
日本で初のカフェー(カフェー・プランタン)がオープン
料理を運んだり酒を注ぐ女給さんは、客たちにとってアイドル
より可愛い女給さんを抱えている店に客が押し寄せる
 
女給の人気の目を付けた店主が、ビールに投票券をつけた
女給の人気投票が行われ、ビールは売れに売れた
 
戦後、高級志向のカフェーが登場
次第に客をもてなすサービスが磨かれ、現在の高級クラブにつながっていく

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東京 御茶ノ水には楽器店が50店舗もある
●東京 御茶ノ水に楽器店が多いワケ
 
御茶ノ水が楽器の街になったのは、
アメリカ兵が帰国する際に売りに来たから
戦後、お茶の水周辺には、
山の上ホテルをはじめ進駐軍の宿泊施設があった
当時、アメリカ兵にとって娯楽はジャズの演奏会
そして帰国する際、御茶ノ水にある楽器店に売りに来た
 
その頃、日本では空前のジャズブーム
若者たちは安く手に入る楽器を欲していた
御茶ノ水ではアメリカ兵から買った中古品の楽器を販売するとバカ売れ
楽器が売れるようになり、楽器屋に転業する店が続出した

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占い師:しいたけによると
●自己評価の低い女性は、恋愛依存に陥る
 
「私なんて」と言いがちな自己評価が低くい女性は、
自分は本当に大丈夫なのか?を恋愛で穴埋めする傾向がある
 
自己評価が低くい女性は、
自分を認めてくれる人に出会うと、すぐに恋に発展しがち
特に頭のいい人にその傾向が強い
 
また頭のいい人のもう一つの特徴が、幸せを掴むと壊したくなる

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重さ10~20g程度の小さなトマトをミニトマトという
プチトマトは、ミニトマトの品種との一つ
 
小さなトマトは、昭和初期に すでに日本で栽培されていた
当時は、小形トマトや小さなトマトと呼ばれていた
しかしトマトといえば、大きなトマトという固定観念があったため、
小さなトマトは市場に出回っていなかった
 
昭和50年ころ、タキイ種苗が、プチトマトと名前を付けて、
小さなトマトの種を販売したところ、爆発的に売れた
●プチトマトとは、店で売られる小さなトマトのことではなく種の商品名
 
高度成長期以降、都市部に人が集中し、
マンションや団地で暮らす人が一気に増加
自宅のベランダでも植物を育てる人が現れた
そこに目をつけてプランターでも栽培できるトマトの種を
プチトマトと名前を付けて発売された
 
そして人々は、小さなトマトのことをプチトマトと呼ぶようになった
 
プチトマトのヒット以降、
全国の農家が様々な品種の小さなトマトを栽培
小さなトマトも小売店などに出荷するようになった
そして小さなトマトの総称としてミニトマトと呼ぶように
甘くて美味しいミニトマトが次々販売されるようになり、
●2007年に、プチトマトは販売を終了していた

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●耳たぶの下からアゴの先端までが、5.5㎝未満だとショートカットが似合う
 
その計測方法は、正面をまっすぐ向いて、
下あごに水平になる位置にペンを置き、
耳たぶの下からペンまでの長さを測るだけ
 
人間のアゴは、成長と共に伸びるので
アゴが短めの人は、幼く見える傾向にある
 
長さが5.5㎝未満の人は、ショートヘアが似合う骨格
それ以上の人は、大人っぽいロングヘアが似合う骨格

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明治の歌人:石川啄木の代表作
“はたらけど はたらけど猶 わが生活楽に ならざり”
 
学歴がなく仕事に就けなかったのだが、それは自業自得
中学時代(現盛岡一高)、カンニングを繰り返してバレたり、
出席日数不足や成績の悪さから退学勧告を受け中学を退学していた
 
最も迷惑をかけたのは、中学で一学年上だった金田一京助
金田一秀穂の祖父にあたる
お茶が無くなりお湯しか飲めないくらい石川啄木にお金を貸した
もちろん返済はされない
 
金が無くなれば友人から借金
63人の友人から借りた金額は、現在の2700万円相当にのぼる
当時の心境を詠んだ歌が、
“一度でも 我に頭を 下げさせた 奴ら全員 死にますように”
 
そんな啄木のせいで不遇な生活を強いられていたのが、
19歳の時に結婚した妻:節子
働かない啄木に代わって生活費を稼いでいた
執筆のためのインク代が無くなるほど生活は困窮
1907年(明治40年)、啄木21歳の時のこと、
北海道の新聞社 小樽日報の記者とて働き始めた
給料は25円、現在の50万円相当
しかし生活は楽になることはなかった
 
その理由は、啄木の死から数十年後、
啄木が残した日記が出版され明らかになる
“10人ばかりの女を買った。みつ、まさ、きよ、つゆ、はな、あき…名を忘れたのもある”とローマ字で書かれていた
借金をしていた理由は、浅草の遊郭通いだった
ローマ字で書いていた理由も書かれている
“予は妻を愛している愛しているからこそ、この日記を読ませたくないのだ”
 
啄木は亡くなる前、節子に日記を燃やすように命じたが、
節子は「愛着から燃やす事ができませんでした」と日記を金田一に託し、
図らずも日記は書籍化されてしまった

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普通の消しゴムは、良く消えるのに
シャープペンについている小さい消しゴムは、消えにくい
 
●シャープペンの消しゴムが消えにくいワケ
 
ぺんてる株式会社:岡井禎浩氏によると、
普通の消しゴムとシャープペンの消しゴムは、素材が全く違う
 
普通の消しゴムは、プラスチック製
ゴムが繊維の隙間に入り、鉛筆の粒子をくっつけて取り除く
 
一方、シャープペンの消しゴムはゴム製
紙の表面ごと削り取っているため
隙間に入った鉛筆の粒子を上手く取れない
 
プラスチック製の消しゴムには、
可塑剤が入っているため他のプラスチックを溶かしてしまう性質を持つ
消しゴムを裸で置いていると定規にくっついたりする現象が、それ
さらに普通の消しゴムは柔らかいため、
シャープペンの消しゴムに使うとすぐに折れてしまう
 
そのためシャープペンは、どれだけ進化しても
可塑剤の入っていない消えにくい消しゴムを使わざるを得ない

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多くの女性に知られている睡眠のゴールデンタイム
午後10時から午前2時の時間帯に一番多くの成長ホルモンが分泌されるので、
この時間帯に寝れば、肌に良いと知れているが、
 
●睡眠のゴールデンタイムに寝ると肌に良いは、勘違い
 
睡眠の質と成長ホルモンの分泌に関係があると
最近の研究で明らかになっている
成長ホルモンは寝ている時間帯ではなく
深い眠りにつける良質な睡眠で分泌される
大量の成長ホルモンが分泌されるのは、
深い睡眠に入ってから2時間まで
眠って2時間までに良質な睡眠が取れれば寝る時間は関係ない
 
また大人は睡眠が3時間以内だと病気のリスクが高まるため最低6時間
子どもは体の発達にも関係するので最低8時間の睡眠をとる必要がある
体調の管理をするために出勤時間から逆算すると
結果的に美肌のゴールデンタイムが
午後10時から午前2時となり、これが世間に広まった

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●猫に関する慣用句
 
「猫をかぶる」
特定の人の前では本性を隠し、大人しく見せること
裏表があるような猫の性格が由来とされる
 
「猫の額」
猫の額は、あるのか無いのか分からないほど小さいから
とても面積が狭い時に使う慣用句
 
「借りてきた猫」
普段と違って大人しい様子を表す慣用句
 
「猫の目」
物事が目まぐるしく変化することを表す慣用句
猫の目は、暗さによって目の形が変わるから
女性の気持ちは変わりやすいことを「女心は猫の目」という
 
●猫に関することわざ
 
「猫に木天蓼(またたび)」
猫が木天蓼の匂いを嗅ぐのが大好きなことから
非常に好きな物の例えとして使われる
 
「猫に鰹節」
猫の近くに鰹節を置いておけばすぐに食べられることから
わざわざ過ちが起きそうな状況を作るべきではないという戒め
 
「猫に小判」
猫に小判を与えてもありがたみが理解できないことから
何の意味もなさないという例え
同じ意味で他の動物で例えられた豚に真珠、兎に祭文、犬に論語などがある
 
「猫は長者の生まれ変わり」
猫の平均睡眠時間は12~16時間ほどで1日の半分以上寝る
何もせずのんびり暮らす姿から何不自由なく暮らすお金持ちのようだったことから
猫の前世はお金持ちだったのだろうという意味
 
●猫がつく言葉
 
「猫足」
猫は獲物を見つけると爪をしまって静かに近づくことから
物音を立てない歩き方の例えとして使われる
 
「ねこばば」
糞や尿のニオイなど形跡を隠す砂かけが由来
ねこばばを漢字で書くと猫糞
悪事を働いて知らん顔する例えとして使われる

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