アレルギー」タグアーカイブ

●第一子は、花粉症になりやすい
 
人間の免疫を司るリンパ球には、2種類ある
1つは細菌やウイルスに対するリンパ球
もう1つは、寄生虫や花粉に対するリンパ球
この寄生虫や花粉に対するリンパ球が過剰になると
アレルギー反応を起こしやすいと考えられている
 
生まれた直後は、2つのバランスが崩れており、
寄生虫や花粉に対するリンパ球の方が多い
色々な細菌やウイルスに触れることで
免疫細胞が活発になりバランスがとれる
 
小さい時に、細菌やウイルスに触れさせないと
生まれて直後のアレルギーに反応する細胞が
過剰にある状況が続き、後々、花粉症になる
第一子は、大人しかいない環境で細菌やウイルスが少ない
 
しかし第二子以降は、兄や姉が家の中に
細菌やウイルスを持ち込み、
小さいうちから細菌やウイルスを
取り込みながら成長することで、
免疫細胞のバランスが整い、
後々、過剰反応を起こしにくく花粉症になりにくい

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昭和大学:今井孝成によると
●アレルギーを抑えるTレグ細胞とは?
 
花粉自体は、体にとって悪い物質ではないが、
花粉が体内に入ってきた時に
免疫細胞が悪い病原体と勘違いし、
過剰に攻撃することで炎症を引き起こし、
くしゃみや鼻水などの症状が出る
Tレグ細胞は外部から入ってきた物質を
悪い物質か?良い物質か?判断し、
免疫細胞に指令を出す役割がある
Tレグ細胞はアレルギー物質によって種類が異なる
 
●ダニアレルギーに効果のあるTレグ細胞の増やす方法
舌下免疫療法:舌の下にダニのエキスが
含まれた錠剤を投与することでTレグ細胞を増やせる
2015年から保険適用になった治療法
 
●食物アレルギーに効果のあるTレグ細胞を増やす方法
東京理科大学がマウスに行った研究
昆布を食べると乳酸菌が増え、
その結果 腸のTレグ細胞が増えるという
食べ過ぎると むくみや便秘の原因になってしまう
とろろ昆布のみそ汁を週に2、3回程度が目安

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昭和大学:今井孝成によると
●赤ちゃんのときに皮膚を保湿するとアレルギーの発症を抑えられる
アレルギーの原因物質は、
皮膚からも体内に入ることが分かった
 
皮膚が乾燥すると外部から異物の侵入を防ぐ
皮膚のバリア機能が低下してしまう
 
皮膚の表面近くには腕のような樹状細胞があり、
アレルギーの原因物質を取り込んでしまい、
アトピー性皮膚炎などを引き起こす
 
食べカスやハウスダストなどが
皮膚の表面につき、体内に入る
赤ちゃんの頃は皮膚のバリア機能も未発達なので
しっかりと保湿することが大切
 
生後6カ月までを目安に全身の保湿をすることで
アトピー性皮膚炎を3割以上抑えられることが分かった
赤ちゃんの頃になりやすいアレルギーは、
アトピー性皮膚炎、食物アレルギー
このどちらかになると、
その後 3歳くらいで気管支喘息になり、
10歳くらいで花粉症になるリスクが高くなる
この連鎖をアレルギーマーチという

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昭和大学:今井孝成によると
アレルギーになりやすい体質は、生まれたときに決まっている
 
アメリカ サウスカロライナ大学の研究で
●第一子は、アレルギーになりやすいことが分かった
約1200人の新生児の臍帯血(へその緒の血液)を検査
アレルギー反応を引き起こすIgEという抗体の量を計測
IgEの量が多いほど、アレルギーになりやすい
結果を見ると第一子がが最も多く、
第二子、第三子と減っていくことが分かった
 
2016年2月にデンマークで発表された研究では、
アレルギーから守ってくれる免疫細胞の数を調査したところ
第二子以降に比べ、第一子が少ないことも分かっている
 
第一子は、アレルギー反応を引き起こす抗体が多く、
アレルギー反応を抑える細胞が少ない

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医学博士:伊東エミナによると
●花粉症の症状が出てから何十年も対策をしないと抜け毛が進む
そもそも花粉症は、花粉が原因だと思っている人が多いが、
実は、花粉は本当の悪者ではない
花粉は、あくまでもきっかけ
鼻や喉の奥の方に慢性的な炎症が
知らない間に起きていることが問題
本来 副腎が 分泌するステロイドホルモン:コルチゾールが
体の中の炎症を抑えたり、ストレスに対抗する力を出している
ステロイドホルモンを分泌できなくなると、
アレルギー、慢性疲労、脳機能の低下、抜け毛、動脈硬化を引き起こす
炎症を起こさないことが大事

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