動物/植物/昆虫」カテゴリーアーカイブ

●猫は、甘さを感じない
 
通常、動物が甘さを感じるのは、舌にある味蕾のおかげ
人間に約1万個あるといわれる味蕾が、
猫には、たった500個ほどしかない
 
猫が美味しさを感じる大きな要素は、食感
肉食の猫は、鳥やネズミなどの小動物を食べていた
トロトロやツブツブなどの様々な食感で猫は美味しさを感じる
甘さは感じないが、
苦味、酸味、塩味は、敏感に感じることができる
 
さらに温度を感じるのは、舌ではなく鼻

(448)

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●猫パンチで性別がわかる
 
そもそも猫には利き手が存在する
 
イギリスの実験で、
オス猫21匹とメス猫21匹に瓶に入ったエサを与え。
どちらの手で取りだすかを観察した
その結果、
オスの約95%(21匹中20匹)が左手
メスの約95%(21匹中20匹)が右手という結果が出た

(628)

●虫が夜、コンビニの光に集まらないワケ
 
夜行性の昆虫が光に集まってくるのは、
紫外線を含む月の光と目印に飛行する習性があるから
紫外線は街頭などからも出ているため、
月の光と勘違いして寄ってくる
 
虫が最も反応しやすい光の波長は、360ナノメートルの紫外線
その光の波長をカットするLED電球やUVカットフィルムを貼ることで
人間にとっては明るくても昆虫にとっては
真っ暗に見える状態を作り出している

(482)

スタディ・ドッグ・スクール:鹿野正顕によると
様々な研究の結果、
●犬は、人間を上下関係で見ていない
 
人によって犬が言うことを聞かないのは、
その人に対する期待感が低いと考えられる
普段から犬の欲求を満たしてくれるかどうかが、
言うことを聞くかどうかの違い
 
ただ世話をするのではなく
犬が飼い主の言うことを聞いてくれた時に
適切なタイミングで褒めたり、
犬が求める欲求を満たすことで
犬は飼い主の期待を持って言うことを聞くようになる
●犬はミミズの匂いが大好き
その原因は、まだ解明されていない

(551)

●草食動物のゴリラが筋肉隆々なのは、腸の微生物のおかげ
 
ゴリラが草を食べると、
腸の中に棲んでいる微生物が草を分解する
筋肉の成長に欠かせない必須アミノ酸に変えていく
それは体の中で自動的にプロテインが作られているようなもの
筋トレしなくても
猛烈に筋肉がついていくのでムキムキになる
環境によっては、人間の腸にも
ゴリラと同じ微生物が済むと言われている
普段 肉を食べる習慣のないパプアニューギニア人が筋肉質なのも、この微生物のおかげとされる

(509)

●うなぎはヌルヌルを使って崖を上る
日本大学 塚本勝巳 教授によると
うなぎは鮭のように川を遡る性質がある
急流や滝にさしかかると
水から出て巌を這いあがり上流に向かう
ヌルヌルした体を岩にピッタリとくっつけることで登る
 
普段 うなぎはエラ呼吸だが、
水の無い場所では、
ヌルヌルに空気中の酸素を取り入れ、皮膚呼吸ができる
湿った場所なら2~3日は生きられ、
蛇のように草むらを移動する
 
高さ97mの日光 華厳の滝も登った記録もある
うなぎのぼりは、どんなところでも登っていくうなぎを表した言葉

(699)

2004年、アフリカ ケニアで不可解な事件が起きた
農村地帯に住む人々が突然 体の不調を訴え、次々と病院に搬送された
その数、317人
その全員が、目が黄色く変色、お腹に大量の水が溜まっていた
1カ月もたたないうちに1人が死亡
その後も次々と死亡者は増え、半年間で125人が亡くなった
 
解剖を行った結果、肝臓がカチカチに硬くなり、
ほとんど機能していなかったことが判明
 
原因は、殺人カビであることが後に分かる
彼らの主食としていたトウモロコシの粉にカビが付着していた
 
国立医薬品食品衛生研究所 吉成知也 博士によると
殺人カビは、アスペルギルス・フラバス
主に亜熱帯 熱帯地域の土の中で発生する
このカビが作る毒は非常に強く、
体内に入ると肝臓をピンポイントで攻撃し、
肝細胞を死滅させる特性を持つ
 
トウモロコシに付着し、水などで洗い流しても
カビは落ちるが、毒だけが残る
さらに毒は、100度で加熱しても分解せず、
200℃以上で加熱しないと毒は分解しない
 
アスペルギルス・フラバスは、トウモロコシ以外でも
ナッツ類、ドライフルーツ、胡椒などの香辛料、
米などの穀類にも発生することがある
 
日本で生産されている農作物には、汚染が確認されていない
しかし輸入品が汚染されていないとは言い切れない

(878)

現在、スーパーで売られているスイカの祖先は、
アフリカ南部の砂漠に育つカラハリスイカ
スイカが誕生したのは、2500万年以上前
その中身は、種は黒いのに、果肉は真っ白
果肉は、甘くなく、固くて少し苦い
カラハリスイカの種が、エジプトやギリシャに運ばれ、
地中海沿岸で栽培され、品種改良を重ね、世界に広まった
 
スイカが日本に伝わったのは、本能寺の変の少し前の1579年
ポルトガル人が長崎に持ってきた
江戸時代になるとカットしたスイカが
水菓子として露店で売られていた
 
●スイカの赤色は、リコピン
トマトで有名なリコピンを入れ、品種改良したため赤くなった

(285)

●カメレオンは爬虫類なのにモノを掴むことができる
一般的に爬虫類の多くは、
手足が平らなためモノを掴むことができない
カメレオンは、指が対向して、
人と同じようにモノを掴むことができる
 
●カメレオンは周囲の色に合わせて変化しない
カメレオンは、皮膚に光が当たっているかどうかを感じて、
その刺激で皮膚がバラバラに反応して、
部分的に明暗の色が変わる
 
そもそもカメレオンは、様々な色の種類が存在することと
部分的に色が変化する事実が、ごちゃごちゃになって
カメレオン=背景に溶け込む、
のイメージが浸透したと考えられる
 
●カメレオンの舌のメカニズム
カメレオンの舌には、骨がある
獲物を前にすると舌の骨を前方に移動させて狙いを定める
舌の真ん中についている発射用の筋肉が中心にある骨を締め付ける
骨はヌルヌルとしており、
石鹸を強く握ると飛んでいってしまう仕組みで
舌先が前に高速で滑り出して、獲物を捕らえる

(104)

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