製造/工程/方法」カテゴリーアーカイブ

●クランベリーは、畑に水を溜めて、実を浮かせて収穫する
元々、ネイティブアメリカンが食べていたフルーツ
 
収穫の前日に、畑に水を張り、
専用の機械でかき混ぜると、
実の中に空洞があり比重が軽いので浮いてくる
一か所に集めてポンプで吸い上げて収穫する
 
その収穫法を、ウェットハーベスティングという
 
クランベリーは成熟するまで16カ月もかかる
機械で刈り取ってしまうと若い芽も一緒に
摘んでしまう恐れがあるためこの収穫法が考案された

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駄菓子の定番:ボンタンアメ
キャラメルは紙で包まれているのに、
ボンタンアメは透明なオブラートで包まれている

●ボンタンアメがオブラートで包まれているワケ
大正13年からボンタンアメを製造しているセイカ食品によると
それは、もち米でできているため
 
ボンタンアメの原材料は、ボンタン、水飴、もち米
それらを加熱し、混ぜ合わせた後、冷まして完成
開発当時、もち米の粘りが、問題となった
飴をそのまま詰めると箱の中で飴同士がくっついてしまう
しかし飴を紙で包むと、包み紙がくっついて剥がせなくなる
そこで注目されたのが、
薬を包むのに使われ、食べても大丈夫なオブラート
オブラートに包むことで箱や紙にくっつかないように工夫した

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100枚入りセットに1枚しかない金色の折り紙は、とても貴重
そんな金色の折り紙は、
どうやって造っているのか?
●金色の折り紙は、銀色のアルミ箔の上にオレンジ色を塗っている
アルミ箔に塗るのは、
やや赤みが強いオレンジ色の塗料
オレンジ色を1/1000ミリ以下の薄さで塗ることで
銀の光沢とオレンジの風合いが
絶妙にマッチし、金色に見せている

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ごま塩を生産するエスビー株式会社:中島康介によると
●ごま塩が均等に出てくるのは、塩のサイズを大きくしているから
ごまと塩は、粒の大きさが全く違い
1㎥あたり、塩:2.17g、ごま:0.47gとの重さも全く違う
そのため、ごまと塩を単純に混ぜただけでは
均等に混ざらず、ムラができてしまう
そこで塩の粒を ごまと同じ大きさにすることに
工場では塩にでんぷんや水を加え、塩同士をくっつけることで
わざと ごまと同じ大きさに変えている
このとき粒と粒の間に空気を含ませて軽くしており、
ごまと同じ重さになるように調節されている
大きさと重さを揃えられた ごまと塩は
同じ粒として均等に混ざりあう
この原理は、同じように2種類の
調味料を混ぜている塩コショウでも使われている

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1961年に発売された春華堂の「うなぎパイ」
夜のお菓子で親しまれる浜松を代表する定番のおみやげ
●夜のお菓子として有名な うなぎパイは精力増強とは関係ない
夜のお菓子とは、浜名湖に遊びに来た観光客が買って帰って、
夜 家族団欒で食べてもらいたいというキャッチフレーズ
世間で精がつくお菓子という噂が広がり、
テレビや雑誌で話題になったおかげで広告費が必要なくなった
精がつくお菓子の噂が広まったので、
それに便乗しようとパッケージも変更
当初は浜名湖をイメージしたブルーのパッケージだったが、
それを まむしドリンクのよう、精力がつくように赤に変更
●生地には実際に うなぎの粉が入っている
うなぎの骨や頭を水から煮て、
ダシをとったエキスを粉末にして小麦粉にブレンド
大量のバターを加えてミキサーで混ぜ合わせ、
わざとバターのムラを出し、
焼いた後のサクサク感が出るように職人が手で捏ねあげる
ローラーで薄く平らにし、職人が手で折り重ねていく
その層の数は約9000層
全長12mのオーブンで10分焼き上げ、
ニンニクを隠し味に入れた秘伝のタレを塗って完成

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●新聞の端がギザギザになっているワケ
日本経済新聞によると、
物凄い速さで印刷された分厚く重なった新聞を
のこぎり状の刃で突き破いているから
その製造工程は、
最新ニュースの紙面データを
アルミ板に焼き付け、輪転機に取り付ける
長さ15キロのロール状の紙に印刷され、
1分間に約1200万部のスピードで作られる
新聞の全てのページを1つの重ねたら、三角板で2つ折りに
このとき新聞は繋がっているため1部ずつに切らなけらばいけない
分厚く重なった新聞を一気に切るには、
まず尖った金具を突き刺してページがズレないようにし、
次に強い力でのこぎり状の刃を押し込み、
紙を突き破る要領でカットする
そのため切り口が刃の形のようにギザギザになる
新聞の下についている小さい穴は、
カット時に尖った金具を突き刺した跡

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