食べ物/飲み物」カテゴリーアーカイブ

●表面がザラザラの梨より、ツルツルの梨の方が甘い
表面のザラザラは、水分の蒸発や害虫、
病気から守るコルクの栓のようなもの
実が熟すにしたがってザラザラがツルツルになる
 
●食べごろの梨の色は、黄緑色ではなく赤褐色
幸水や豊水などの赤梨は、褐色に近いほど熟している
 
●梨を美味しくする保存法
梨のを出荷する時は、へたを下側に 逆さまにして発送する
梨は、水分よりも糖分の方が重いため、甘みが下に偏っている
逆さまにすることで糖度がまんべんなく行き渡り、美味しく食べられる

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●蕎麦屋にはうどんがあるが、うどん屋には蕎麦がない理由
 
室町時代、うどん屋はあったが、蕎麦屋はなかった
当時は、まだ麺状の蕎麦は存在せず、
蕎麦粉をお湯で捏ねて作る蕎麦掻きが一般的だった
うどん屋は、蕎麦を麺状にしてメニュー化し、
うどんと蕎麦を両方販売し始めた
そんな蕎麦は、江戸時代に入ると次第に人気となり
いつの間にか、うどんより蕎麦の方が人気となり、
江戸中で大流行
すると蕎麦の爆発的人気に乗っかってうどん屋が続々と蕎麦屋に転身
江戸ではうどん屋と蕎麦屋の数が逆転
しかし蕎麦屋になったとはいえ、
うどんのニーズはあったので、
メニューを蕎麦に特化することはなく、
現在のように蕎麦とうどんの両方を出していた
 
昔から続いている蕎麦屋ほど、うどんを出している店が多い
 
現在のうどん屋は、うどんの専門店が多く、
あえて蕎麦を出す必要がないと考えている

(226)

●クリームパンがグローブ型になったワケ
 
クリームパン発祥の新宿中村屋によると
シュークリームの味に感動した創業者が、
クリーム入りのパンを作ったのが始まり
1904年(明治37年)に発売されたクリームパンは、
柏餅のような形で切れ目がなかった
焼きあがった後にクリームを入れるシュークリームと違って、
クリームパンは発酵段階で大きな空洞が生じてしまう
空洞のせいでクリームが少なく見られないように、
あらかじめ空気抜きとして切れ目を入れたところ、結果的にグルーブ型になった

(113)

昔 京都では、うなぎを開かず、ぶつ切りにして串焼きにしていた
 
●蒲焼きの由来は、ガマの穂
 
円柱状のうなぎを串に刺した形が、ガマの穂に似ていた
ガマの穂とは、茶色い円柱状の穂がついた植物
ガマの穂を漢字で書くと、蒲の穂
円柱状のうなぎを串に刺した形が、蒲の穂に似ていたため
蒲焼き(がまやき)が転じて、蒲焼き(かばやき)となった
この京都のうなぎの食べ方が、蒲焼きの始まり

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火を通した方が、賞味期限は長くなると考えがちだが、
ゆで卵よりも生卵の方が賞味期限が長い
●ゆで卵よりも生卵の方が、賞味期限が長いワケ
 
生卵の賞味期限は15日くらい、ゆで卵の賞味期限は5日くらい
 
たまご博物館:高木伸一 館長によると
生卵の方が賞味期限が長いのは、生卵は生きているから
生卵には卵白がある
生きている間は卵白に含まれる卵白リゾチームが
細菌から守るバリアの役割を果たすため生卵の方が賞味期限が長い
しかし生卵を加熱し、ゆで卵にすると卵白リゾチームは死んでしまう
すると細菌から守れなくなってしまうため賞味期限が短くなる

(562)

●スーパーの入り口が、必ず野菜売り場になっているワケ
スーパーの配置で一番重要なのが、冷蔵庫
入るなり客に寒い思いをさせないため、奥に配置
冷蔵庫が必要な精肉売り場と鮮魚売り場は、必ず店の奥
比較的 冷蔵の必要ない野菜売り場を入り口に配置している
 
●色鮮やかで季節感を感じる野菜は、客の購買意欲を掻き立てる
 
●ハムやベーコンと違ってソーセージの袋だけ膨らんでいるワケ
そもそもハムやソーセージなどの食肉加工食品は、
酸素に触れると酸化してしまい、味が落ちてしまう
ハムやベーコンは、隙間があるとちぎれたりするので、真空にしてある
ソーセージは、経常的にちぎれることはないため
客が取りやすいように袋に窒素ガスを注入して膨らませている

(190)

白地に赤の渦巻き、白身魚で作られた練り物
古くからラーメンに欠かせない具材だったが、
現在、ラーメンからナルトが消えた
 
●ラーメンからナルトが消滅したワケ
 
そのきっかけは、2000年頃に起こったラーメンブーム
独自の味にこだわるラーメン店が続々と誕生した
生き残りをかけ、熾烈な戦いを繰り広げた
多くの店が脱定番を掲げ、ラーメンの定番具材ナルトを避けた
工場で造られ出荷されるナルトは、個性が出しづらい
白身魚の漁獲量が豊富な静岡の焼津では、全国の7割のナルトを生産している
焼津人は、ナルトをこよなく愛し、欠かせない食材となっている

(1270)

ラーメン屋から出前をとると
ラーメンに張られたラップがピッタリしている
●ラーメン屋の出前のラップがピッタリ張られているワケ
 
家庭用のラップと業務用のラップは、素材に違いがある
業務用ラップは、家庭用に比べて、最大8倍の伸び率がある
ラーメン屋が業務用ラップを使用しているのは、
どんぶりにもピッタリと張ることができスープをこぼさないため
 
冷蔵庫に長期間食材を入れるために使われる家庭用ラップは、
空気を通しにくいため、臭い漏れや酸化を防ぎ、保存に適している

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冷たい蕎麦にはワサビだが、温かい蕎麦には七味唐辛子
 
庶民の間で蕎麦が食べられるようになったのは、江戸時代初期
当時、蕎麦は傷みやすい食べ物で、冷蔵保存技術もなかったため
傷んだ蕎麦を食べてしまい食あたりを起こす人が多くいた
そこで消化を促し、解毒作用がある大根おろしのしぼり汁を薬味として使うように
大根の先端の辛い部分をすりおろしたしぼり汁を、そばつゆに混ぜていた
 
●冷たい蕎麦の薬味がワサビになったワケ
1612年、徳川家康は、隠居して駿府城で暮らしていた
家康は、栄養価が高い旬のモノ以外 口にしないというほどの健康オタク
大根の旬は冬
そこで家康のために献上されたのが、
駿府城の近くで栽培されていた解毒作用が高く、1年中食べられるワサビ
ワサビを気に入った家康の命により、
静岡県ではワサビ作りが盛んに行われるようになった
するとワサビは江戸にも伝わり冷たい蕎麦の薬味の定番となった
 
江戸時代中期になると冷たい蕎麦の他に冬に食べる温かいかけ蕎麦が人気に
しかしワサビに熱を加えると辛味が飛んでしまう
七味唐辛子は、熱を加えても辛味が飛ばない
さらに当時 唐辛子は薬としても使われていたため解毒効果も期待された
その後、江戸中の温かい蕎麦に七味唐辛子が使われるようになった

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年間を通して温暖な気候で育つグレープフルーツは、日本の気候に合わない
国内に流通しているグレープフルーツは、ほぼ100%が輸入
 
●ブドウと全く違う見た目が違うのにグレープフルーツと呼ばれるワケ
 
グレープフルーツは、18世頃に中南米にある小さな島バルバドスで
イギリス人が発見し、ブドウの房のように
1つの枝にたくさん実をつけることからグレープのようなフルーツ、
グレープフルーツと名付けられた

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