京都橘大学:崎田正博によると
●転倒して亡くなる人は、交通事故で亡くなる人より多い
 
2015年の厚生労働省のデータによると
交通事故死者数:5646人
店頭や転落による死者:7992人
 
転ぶことを甘く見てはいけない
転落で一番多いのは、階段から転げ落ちる
 
転倒事故の7割以上が住み慣れた自宅で起きている
 
住み慣れた環境は、予測しやすいので注意力が低下、
さらに加齢によりバランス能力の低下しているのが原因
低下しているかは、片足立ちで靴下をはく で判断できる

(158)

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生姜はそのまま食べてもダイエット効果は高くない
 
食品医学研究所:平柳要によると
●生の生姜を加熱するとダイエットに効果のあるショウガオールが33倍に増える
 
生の生姜には、あまり含まれていないが、
加熱すると生の生姜に含まれている量の33倍に増える
ショウガオールを摂ると脂肪燃焼を促す
基礎代謝を上げる効果があると言われている
 
加熱の際に使う生姜は、すりおろしてもOK
スーパーなどで売られているチューブタイプでもOK
 
普段の食事に取り入れることで
痩せやすい体質を作ることができる
 
フライパンなどで100℃を超えた状態で
調理するとショウガオールが消えてしまう
なので電子レンジで3~4分 チンするのがベスト
そのままレンジでチンすると
生姜が焦げてしまう可能性があるため
生姜が浸るくらいの水を加えて加熱すること

(204)

大塚食品が開発した世界初のレトルトカレーの「ボンカレー」
機械でレトルトパックに詰めて造られているが、
その開発には、点滴液の殺菌技術が使われている
 
ボンカレーを商品化する際、
最もネックとなったのは殺菌処理の方法
殺菌のため、直接パックを熱湯の中に
入れてしまうと中の空気が膨張し破裂する
 
そこで目をつけたのが、
大塚グループが持つ点滴液の加熱加圧の殺菌技術を応用した
熱と共に圧力を加えるレトルト釜を開発
これによって袋を破裂させない殺菌処理が実現した

(215)

シーボルトがオランダに持ち帰った日本のコレクション
それらは、ジャポニズムとして18世紀の西洋を席巻
 
葛飾北斎の絵は、モネやゴッホなど印象派の画家に影響を与えた
 
黒く艶のある漆器は、上流階級の貴族が魅せられ、
漆塗りそのものをジャパンと名付けたほど
 
19世紀、西洋では漆を手に入れるのが難しかったため、
ラッカーを塗り重ねて漆のような艶を出す技術が開発された
 
元々、ピアノは木目が見えるように仕上げるのが主流だった
しかし日本の漆器に魅せられた西洋の貴族たちが、
ピアノを漆のように黒くすることを求め、以来 黒が主流となった
 
ちなみに東京にあるオランダ大使館は、
長崎の出島を模して造られている

(191)

●日本で育つ甘柿は、渋柿の突然変異
 
そもそも日本の柿は、全て渋柿
 
甘柿は、鎌倉時代に突然変異で生まれたと言われている
1214年に現在神奈川県川崎市麻生区にある王禅寺で
偶然発見された禅寺丸が、日本初の甘柿とされている
 
そこで渋柿を甘く食べる方法として編み出されたのが、
干し柿、アルコール漬け、炭酸ガス脱渋、湯抜き、
他にもリンゴの一緒に入れて密封するなど

(485)

口内細菌の集まりを口内フローラと呼ばれている
約700種類、100億個ほどの細菌が存在している
 
口内フローラには、善玉菌と悪玉菌、
そして どちらにもなりうる日和見菌が存在
 
マウスによる実験、虫歯の原因になる悪玉菌が
脳内に侵入すると脳の血管の炎症が悪化、
その後、脳出血を発症した
 
虫歯でできた穴や歯茎の炎症部分から細菌が入り込み、
全身に拡散するのが歯原性菌血症という
悪玉菌が様々なトラブルを引き起こす
 
口から入った細菌が全身に拡散するのに90秒

(129)

『風の又三郎』や『銀河鉄道の夜』、
『注文の多い料理店』など
数多くの名作を生みだした宮沢賢治
 
幼い頃から成績が優秀だった
小学生時代の成績は、10教科すべて最高評価の甲
 
農業高校で教師をしていた28歳のとき、
『注文の多い料理店』を発表
しかし無名の賢治が書いた小説は、
発売当初まったく売れなかった
初版1000冊のうち、200冊を賢治が買い取った
 
死後、弟の清六が中心となって作品集が発売され、
それが売れたことによって賢治の名が広まり、
高く評価されるようになった
 
生きている人間を 人は素直に認めることができないのかもしれない

(1398)

●ジャガイモによる食中毒は、9割が学校で発生している
 
国立医薬食品衛生研究所:登田美桜によると
正しくない栽培や光に当たる環境で保存など
色んな要因が重なって食中毒が起きていると考えている
 
ジャガイモの芽や皮には、有毒成分グリコアルカロイドが含まれている
少量食べる分には問題ないが、栽培時や保存の際、
光などに当たると緑色に変色し、有毒成分の濃度が高まる
それを食べた人が、食中毒を起こすことがあるという
 
栽培時に大きくなったジャガイモのが土から出てしまうことがある
その場合、土をかけ直してあげることが大事
保存は、光が当たらず暗く風通しの良い場所で行うこと
調理の際は、緑色した部分を厚く削り、
芽の深い部分まで削り取らなければいけない

(133)

●松ぼっくりを水に浸けるとカサが閉じていく
 
松ぼっくりに重りを付けて水槽の中に入れるとカサが閉じる
閉じた松ぼっくりをドライヤーで乾かすとカサが開いていく
 
松ぼっくりの中にある種を
少しでも遠くに飛ばすための性質
 
雨の日は、種を遠くに飛ばせないのでカサを閉じ、
晴れになるとカサを開いて種を飛ばそうとする
 
完全に閉じるまで1時間いじぃうかかることも

(6127)

手足が痩せ細り、腹水により腹部が大きく脹れ、
最終的に死に至る感染症
 
●原因究明
1881年(明治14年)、山梨県東山梨郡春日居村(現在の笛吹市)が
山梨県に嘆願書を提出
山梨県は、数名の医師を派遣、調査を開始した
しかし謎の病気の原因には辿り着かなった
1897年(明治30年)、ひとりの女性 杉山なかさんが、
この世を去る2日前に死亡解剖の嘆願書を提出
“この身を解剖し その病因を探求して 他日の資料に供せられることを得られるのなら
私は死して瞑目できましょう”
村を病気から救うため死んだ後、
解剖してほしいという願いだった
解剖した医師が見たのは、
謎の卵がびっしりと植え付けられていた肝臓
1904年(明治37年)、ようやく卵の親の正体を突き止めた
それは1㎝ほどの虫、日本住血吸虫と名付けられた
 
杉浦醫院(山梨県中巨摩郡昭和町西条新田850-15)では、
感染症の記録を保管している
 
●感染ルート
感染者の共通点は、米を作る農家や
川遊びをする子供たちに感染者が多かった
 
1913年(大正11年)寄生虫学者の宮入慶之助が、
ついに宿主を突き止めた
それは、ミヤイリガイと名付けられた巻貝
孵化したばかりの日本住血吸虫は、
哺乳類に寄生できないため、
ミヤイリガイの中で体を大きくする
哺乳類への寄生方法を突き止めるため、動物実験を行った
一方には水を飲ませ、もう一方には水に浸した
その結果、水を飲ませた方は感染せず、
水に浸した方は100%感染することが判明した
 
ミヤイリガイの中で成長した日本住血吸虫は、
水中で自由に泳ぎ回り、人間の皮膚を溶かして体内に入り込む
後は、卵を産み続け、卵が血流にのり、
内臓に至ると炎症でお腹を膨れさせる
 
●30年にわたる駆除活動
寄生虫の宿主であるミヤイリガイを
駆除するために、全ての水路をコンクリート化
この工事は、30年間続けられ、総工費は80億円以上
他にも火炎放射、石灰散布などミヤイリガイを駆除し続けた
 
そして調査開始から115年後、
1996年(平成8年)に終息宣言が出された
 
日本住血吸虫の感染症は、世界で
毎年5万人以上の死者を出している
撲滅できたのは、日本だけ

(151)

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